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「太宰府観光列車『旅人』」8000形8051編成運用終了に寄せて

本日、「太宰府観光列車『旅人』」の引継式が行われました。2014年3月22日ダイヤ改正以来、3年半にわたりその任についていた8000形8051編成から、2代目車両の3000形3010編成に交代することになります。
RKBラジオ等、地元メディアにおける話では、8000形8051編成は今日引退とはならず、別途引退式が検討されているとのことです。

西鉄8000形は、1989年(平成元年)の登場以来、28年にわたり一貫して特急運用に充当されてきました。西鉄の歴代の特急車両は、おおむね15年前後で代替わりし、格下げ改造を経て急行・普通列車用車両として20年ほど活躍する流れがあった中で、その2倍の期間を第一線で活躍し続けていました。活躍期間が長かったこと、土曜・休日ダイヤでは1日で1,000km近くも走行キロが積み上がる過酷な運用があったこともあってか、先代の特急車2000形のすぐ後を追うように運用離脱が始まり、今日をもって全車両が一旦その任を退くことになりました。
「赤い特急電車」として長く慣れ親しんだ車両が去りゆくことは大変惜しいことではありますが、今までの活躍を思えば、もう十分に走り切ったのではないかとも思えます。引退がどのような形になるかはまだわかりませんが、もし最後に今一度本線を走る機会がありましたら、万難を排して駆けつけたいと考えています。

8000形の引退、および新型観光列車の発表について

本日朝、産経新聞で、西鉄8000形が今夏に完全引退する旨の報道がありました。

西日本鉄道が観光列車「旅人(たびと)」と「水都(すいと)」を今夏、現在の「8000形」から別の車両に変更することが11日、分かった。
かつて西鉄の看板電車だった「8000形」は、完全に引退する。
(中略)
西鉄は、観光列車部門の強化を目指し、旅人と水都の車両変更を決めた。6000形や3000形の使用が想定されるという。
西鉄は今回のモデルチェンジで、30年度中に導入する3本目の観光列車と合わせ、さらなる観光客の呼び水にしたい考えだ。

現在残存している8051編成(太宰府観光列車『旅人』)、8061編成(柳川観光列車『水都』)については、いずれも2017年中に重要部検査の期限を迎えます。
8051編成は2017年12月(走行距離が短いため、最大周期の4年で算定)、8061編成は2017年6月~8月(走行距離が長いため、距離による重要部検査の過去実績から2年7か月~9か月で算定)と見込まれます。
以前の公式発表、および報道では2017年度以降に「廃車を検討」するという、まだ決定していないことをうかがわせる状況でしたが、8月に実施するダイヤ改正に合わせて引退させることを決めたものと思われます。

後継車両として3000形が出てくることは予想がつきましたが、6000形が候補として想定されていることは意外でした。もし両系列を割り当てるならば、3000形を『水都』の後継、6000形を『旅人』の後継としそうだと考えています。
ただ、現行の8000形6両編成を置き換えるのに、3000形は2両・3両・5両、6000形は3両・4両という編成のバリエーションとなっています。『旅人』については全運用を普通列車にすれば、6000形4両編成でも輸送を担うことは可能です。一方『水都』は特急列車運用に入り、現状では日中特急列車は6両で運行しているため、編成両数を維持するには3両編成2本を改装して賄うしかありません。もし『水都』に限り5両とするならば、混雑度が高まることが予想されます。

また、同日夕方に、「新型観光列車について」と題したニュースリリースが発表されました。

『当社初の本格的な観光列車』として、本年度に車両設計、来年度に既存車両改造を実施し、2018年度末の運行開始計画であるとのことです。
改造する車両は不明ですが、適当な車齢で運用範囲を広くできる車両としては7000形・7050形ではないかと考えています。

追記(19時50分)

KBCニュースピアの報道によると、新型観光列車として投入される列車は3両編成になるとのことでした。3両編成で改造する場合、順当であれば車齢が比較的若い5000形、もしくは6000形となることが予想されます。