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西鉄ATS・春日原駅3番線の速度照査が元に戻る

 先日、春日原駅3番線(上り本線)において、ATS(自動列車停止装置)のM点地上子から15km/hの速度照査信号が発信されなくなったと書いた。しかし、今日のJ062列車で運転台を見ると、きちんと信号表示機の「15」の表示灯が点灯していた。11月24日、28日の両日に信号表示がないのを確認したのはJ120列車(春日原12:25発)であるため、今回とは編成は同じ3000形5両編成だが、時間帯が違う。このことから推測できるのは以下の仮説。

  • 11月下旬に限り、何らかの都合で速度照査信号発信を止めていた。
    • 工事のためや、比較対照実験による調査など。
  • 信号発信の有無に条件が付加された。
    • 時間帯によるもの……とは考えにくい。それならむしろ列車が立て込む朝ラッシュ時に信号発信を停止するのが望ましく、昼間はむしろ速度照査を行ってよい。
    • 進入速度の高低によるもの……この場合は、手前に車輪検知子対が追設される。今のところ確認していない。しかし、出発信号機を備えた駅で行うことに余り意味はない。
  • ATS地上子の故障。
    • 永久磁石部が故障するはずがない。(あるとするなら強熱で磁性が失われるなど?)
    • コイル部の故障なら、無信号検知により有無をいわさず通過列車に対しても15km/h速度照査が行われる。
  • 僕の見間違い。
    • 可能性は極めて低い。24日、28日とも運転台真後ろから確認。
    • 今日は斜め後ろから確認で、信号表示が4段階変化するのを見た。(85【第1閉塞・減速】→50【場内・注意】→25【ホーム端の速度照査点】→15【M点】)

 昼間時間帯に継続調査が必要ではあるが、下り線や同様に15km/h速度照査が行われる二日市(下り)や筑紫(上り)では変化がなかったことを考えると、今回の信号発信停止は一時的なものだったのだろう。

西鉄ATS・春日原駅3番線の速度照査が変更される

 春日原駅3番線(上り本線)のATS(自動列車停止装置)の速度照査について、従来停車列車に対する15km/hの速度照査信号を発信していたM点地上子から、信号が発信されなくなっていることを確認した。初確認は24日。15km/hの速度照査が行われているのを最後に確認したのは11月上旬のことであるから、信号発信が停止されたのは11月中である。

 現在、M点地上子の本体は送信コイル部、永久磁石部ともに存置され、「M 15」のペイントも残されている。運転の状況を観察したところ、現在は減速目標地点として運用されているようである。停車列車はその地点までに15km/hに減速するのは今までと変わらないが、速度照査信号はホーム入口にある25km/hが最終段となっており、出発時に速照解除までの15km/h制限を受けなくなっている。やはり出発時の制限のせいで列車遅延が続発したのだろうか。運用開始から約4か月で見直しとなった。

西鉄ATS速度照査地上子追加@西鉄小郡

 今日、西鉄小郡構内にATS速度照査地上子が追加されているのを確認した。以下、距離については僕自身の目測と歩測による。

  • 1番線(下り副本線):未確認・設置されているものと思われる。
  • 2番線(下り本線)
    • M1点地上子(25km/h):ホーム福岡(天神)方端より約50m
    • M2点地上子(15km/h):出発信号機約25m手前(5・6両停止位置目標の5m手前)
  • 3番線(上り本線)
    • M1点地上子(25km/h):ホーム大牟田方端より約35m
    • M2点地上子(15km/h):出発信号機約30m手前(3・4両と5・6・7両停止位置目標の中間)
  • 4番線(上り副本線)
    • M1点地上子(25km/h):ホーム大牟田方端より約35m
    • M2点地上子(15km/h):出発信号機約35m手前(4両停止位置目標の5m先)

 また、M点地上子通過時に受信した照査速度は、出発信号機B2点地上子通過まで解除されないようだ。春日原・西鉄二日市・筑紫・西鉄小郡で観察した結果。そのため、この各駅で15km/h、25km/hの速度照査信号を受信した列車は、B2点通過まで非常にゆっくりと加速するようになった。

西鉄天神大牟田線、大橋・春日原両駅でATS速度照査地上子追加設置

 今日までに、西鉄天神大牟田線の大橋・春日原両駅において、出発信号機(両駅の4番線・上り副本線からの下り方逆線出発を除く)に対するATS(自動列車停止装置)の速度照査地上子が新たに設置され、運用が始まっている。

大橋駅

  • 8月24日夜〜8月27日朝の間に、25km/h速度照査地上子が新たに設置された。設置位置の詳細は未調査だが、停車するすべての列車(3両編成以上)が通過するような位置に置かれている。

春日原駅

  • 8月11日〜8月23日朝の間に、15km/h速度照査地上子が新たに設置された。設置位置は、上り3・4番線については出発信号機の外方(列車の向かってくる方)35〜38m、下り2番線(本線)は出発信号機の外方約50m、下り1番線(副本線)は出発信号機の外方50mに新たに地上子を設置した上で、外方約35mの地点にある既存の地上子が15km/h速度照査地上子として設定されている。なお、距離については停止位置目標の間隔および、歩測によっている。すべての発着線において、停車するすべての列車に対して作用するようになっている。
  • 現在、二日市・筑紫・小郡の各駅においても地上子の追加設置工事が進んでおり、将来、二日市では15km/h、現在通常運行時には50km/hが最終照査速度となっている筑紫・小郡では25km/hの速度照査が行われるようになる可能性がある。

西鉄のATS(自動列車停止装置)に関するメモ

 ブログの紹介に「鉄道技術系の話も入る予定」と書いておきながら、この1か月間西鉄2000形の話と散歩記録しか書いていない。最初に書きたいのは西鉄のATSについての話だが、何分資料が古くて少ないので実地で観察して書くよりほかない。(そうなると当然、推測以上の話も出来ないわけだが。)Wikipediaの記事もかなり断片的である。独自に解析している方もいらっしゃるから、僕は観察記録でもつけておくことにする。

 これまで見た結果による、断片的なメモと疑問点(作成途上、随時更新)。いずれ記事として立ち上げる予定。

  • ATS地上子
    • コイル部(進行方向左側)と永久磁石部(右側)に分かれている。
    • 右側のケースからはケーブルの類は一切出ていない。
    • コイル部のみ、永久磁石部のみが設置されることもある。
    • 永久磁石部のみの設置の場合、列車通過時に15km/hの速度照査パターンが車上で発生。
    • 上記の例として、福岡(天神)駅の1回目の15km/h照査地点、二日市駅1番線の15km/h照査地点を確認。いずれも線路終端防護のため?
  • 地上子設置の仕方
    • 信号機の外方(列車が向かってくる方)130m(B1点)、50m(B2点)に設置。B1、B2の注記は大橋駅上りホームの壁面に書かれているのを見ることが出来る。
    • 出発信号機のB2点地上子は、駅の線路有効長との兼ね合いで、直下設置されることもあるのか?
    • 最近、いくつかの停車場で出発信号機に対する地上子が追加設置されている模様。(上記の出発B2が直下設置になっている駅など)
    • B2相当の地上子を複数設置すれば現示アップに追従できる(速度照査の項も参照)。
      • 薬院駅上り、駅出発直後の閉塞信号機(識別番号x。JR風に言えば、大橋→福岡(天神)の第1閉塞信号機)
  • 速度照査
    • 85(YG), 50(Y), 25(YY), 15, 0の5段階
    • 前方の信号現示が変わっても、B2地上子をまたぐまでパターンは更新されない。
    • 上記以外の任意の速度でも可能。その場合は車輪検知子1対と地上子1基をペアで設置。過速度を検知したら非常ブレーキ。(パターンが生成されるかどうかは分からない)
    • R現示以外の速度照査パターンは、B2点通過時のみ生成。
    • R現示に対応するパターン生成は複数の方法?(鉄道ピクトリアル誌にあった動作概念図1通りだけではなかった)
      • 場内Y、出発Rの時に、出発B1で25km/hパターンが出る。(春日原だけ?)
      • 場内Y、出発Rの時に、出発B1で25km/hパターンが出ない。(ほとんどの停車場)→出発B1をまたいでも速度照査パターンは50km/hのまま。